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鉄や金属のリサイクルの現状

廃車を解体する時に出る金属のリサイクルの現状

  • 鉄、銅、アルミなどのベースメタルと呼ばれるものはリサイクル技術の確立されてほとんどが無駄なく対応してます。
    比較的埋蔵量が多く、古くから幅広く利用されてきた金属で、現在も生産量が多いんです。よく使われる金属だからですね!
  • 金、銀、白金などの貴金属。驚きですが、これ、車の中でも少量使用されています。
    しかしながら少量しか使っていなかったり、それぞれの金属を分けるまで時間がかかったり、コストの面であまりリサイクルが進んでいないものもあります。 今後に期待ですね!
  • リチウム、ニッケル、タングステンなどのレアメタル
    こちらのレアメタルの説明は「おまけ:廃車時のレアメタルの行方」で説明しています。
    レアアースもレアメタルの1鉱種として含まれます。こちらは非常に希少な金属ですので、コスト的にも有効利用したいのはやまやまで、リサイクル法も徐々に確率されています。 しかし残念ながら100%まではいきません…がんばれ!レアメタルの金属リサイクル!
    レアメタルの定義:
    経済産業省では、レアメタルとして、「地球上の存在量が稀であるか、技術的・経済的な理由で抽出困難な金属のうち、現在工業用需要があり今後も需要があるものと、今後の技術革新に伴い新たな工業用需要が予測されるもの」との定義があるそうですが、これは現段階のもので都度見直しがあるかと思います。

よもやま話:自動車リサイクル法

廃車にまつわるエトセトラ・自動車リサイクル法

2005年に施行された自動車リサイクル法は、廃車を適正に行うことで環境を破壊しないようにする法律なんです。自動車リサイクル法を理解すると、廃車の手続きがよくわかりますよ。
クルマはもともと鉄やアルミ等の金属が多く使われているためリサイクル率は高いと言われています。おおよそ8割がリサイクルされ、残りの21割だけはシュレッダーダスト(クルマの解体・破砕後に残るゴミ)として主に埋立されていたんです。 しかし、埋立処分スペースが残りわずかとなり、埋立処分費用が高騰してきて事態は一転。 不法投棄・不適正処理が社会問題として心配されました。 だれでも地元が埋め立て地になったら嫌ですもんね… こういったことから成立されたリサイクル法。 大切な資源ですから、車やバイクのリサイクルがもっと進むといいですね!